最終更新日:2006.10.1

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2006・10・1「秋の挨拶」

2006年10月1日
平戸 明彦

 多少大げさですが、スワローズは野球を通じて、学力低下、学級崩壊、いじめ、不登校など多様で複雑な問題をかかえた学校教育の現実に立ち向かっています。
「走・攻・守」を鍛え、「心・技・体」を育むことにより、小学校生活のリーダーシップをもつべく野球を通した知的活動をエンジョイし実践しようと試みております。この活動は副次的に複雑な問題は解消されていくばかりか、他者への感謝の気持ちを大切にする強力なチームワークが形成されていきます。

 毎年の夏合宿での4チーム対抗「つばめカップ野球大会」では、個人プレーに走り好き勝手な行動をしたら、チーム全体が迷惑をこうむるシステムになっていて、サボったり手を抜いたりしたら、報いが自分自身はおろか所属チーム全体に不利益を被る地獄のペナルティーが待っています。指導者は高学年を、高学年は低学年を導き、激励し、模範となります。参加する選手は、自分が個人ではなく、チームを包括する空間の中心であることを、常に意識しなければなりません。自分の怠惰な行動がチームに悪影響を与えるということを知るいい機会となります。

 合宿での選手は自宅での「王子様」「お姫様」の立場から引きずりおろされ、他人に依存することしか知らなかった「わがまま王子」から、自律かつ自立しなければなりません。
自主的な「単独者」に成長するキッカケを与えられるわけです。
根気がない、家の手伝いをしない、勉強をしない、依存心が強い、わがままで自己中心的、年下に対する面倒見が悪い、悪質ないじめ、礼儀を知らない、他人に無関心・・・・
スワローズの合宿を2〜3度でも経験すれば、そんな教育を取り巻く難問題の70%ぐらいは解決していく(と思う)。選手の顔つきは年を追うごとに素直でサッパリとしていき、容姿からは、明確な意志を内に秘めた眉秀でたる若人に変身していく課程が確かに認められるわけです。支えているのは熱血指導のコーチ陣、温かく見守る保護者。この光と影のコントラストが今日もチームを一層厚く支えてくれています。


 野球というこの、世にも不思議なスポーツに真っ向から取り組み、問い続けていくことこそチームにおいて実践されるべきことであり、われわれのエンジョイベースボールは決してそこに止まってはいない。できなければ何度も何度も繰り返して習熟していく必要性を感じます。


スワローズの門はひろく、その懐は深いと自負しております。
子供達にとって、野球を通じて学ぶものを与えることができると思っています。
「個人とクラブ(組織)の幸せな関係」や「子供たちに野球を通じて豊かな世界観と人生観を育む現実的な教育実践」をテーマにと・・・いくらでも書けますが、ま〜とにかくこれから寒くなってきますが、みんなで楽しく真剣にエンジョイしたいと思っています。
そして、ハンカチ王子級人材を世の中にどんどん輩出させてまいりたいと願ってやみません。引き続き厚いご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

以上